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【ξ゚听)ξが寝かし付けるようです】
【ξ゚听)ξが寝かし付けるようです】
276 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:30:23 ID:yOoy9O3Y0 (  ω゚)「ククク・・・」 【ξ゚听)ξが寝かし付けるようです】 . 277 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:30:46 ID:yOoy9O3Y0 ( ^ω^)「うーん・・・」 ξ゚听)ξ「おお、可愛い弟よ。 どうしかしたのですか」 ( ^ω^)「今夜は何だか寝付けないのですお」 ξ゚听)ξ「ふむ、それは貴方が昼間も寝ていたからでしょう」 ξ゚听)ξ「寝る子は育つ。 喜ばしいですね」 ( ^ω^)「夜に眠れなければ足し引きで丁度の零ではないでしょうかお」 ξ゚听)ξ「やや、鋭い。 我が弟ながら」 ( ^ω^)「それに僕が昼寝をする羽目になったのは」 ( ^ω^)「昨晩に夜更かしをした姉上が僕を抱き枕に昼寝をしたからですお」 ( ^ω^)「いい迷惑でしたお。 僕は遊びに行きたかったと言うのに」 ξ゚听)ξ「はっは、それは申し訳ないことです。 謝りましょう」 278 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:31:24 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「よろしい。 責任は取って進ぜよう」 ξ゚听)ξ「貴方が寝付けるように昔話をして差し上げます」 ξ゚听)ξ「感謝しなさい。 この姉に」 ξ゚听)ξ「敬いなさい。 従いなさい。 そして、それを心から喜びなさい」 ( ^ω^)「枕元で煩いですお」 ( ^ω^)「余計に寝付けませんお」 ξ゚听)ξ「まあまあ。 そう釣れないことは言わぬものですよ」 ξ゚听)ξ ゴソゴソ ( ^ω^)「布団に入ってこないでくださいお」 ( ^ω^)「狭いですお」 ξ゚听)ξ「一緒の布団で寝る。 これが寝所で昔話をするときの正式な手法なのですよ」 ( ^ω^)「聞いたことがありませんお」 ξ゚听)ξ「貴方はまだ若い。 知らないことも多いでしょう」 ξ゚听)ξ「しかし、安心なさい。 この姉が一から十まで手取り足取り教えて差し上げますよ」 ( ^ω^)「押し出さないでくださいお。 掛け布団も持っていかないでくださいお」 279 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:31:45 ID:yOoy9O3Y0 ( ^ω^)「そして昔話の手法の云々というのは、真っ赤な嘘ですお」 ( ^ω^)「日頃から姉上は何かと理由を付けてぐうたらと横になりたいだけなんですお」 ( ^ω^)「今の姉上は、寝付けずに家の中をうろついていた適当な頃合で」 ( ^ω^)「偶々、僕の布団を見つけたので自分も寝てやろうと思っただけなんですお」 ξ゚听)ξ「邪推はよしなさいな。 家族を信じなさい」 ξ゚听)ξ「さすれば救われん」 ( ^ω^)「救いではなく眠りを求めているのですお。 僕は」 ξ゚听)ξ「それでは早速、致しましょうかね」 ( ^ω^)「昔話ですかお。 それは純粋に楽しみですお」 ξ゚听)ξ「いいえ。 私は寝ます」 ( ^ω^)「なんと」 ξ--)/「お休みなさい」 ( ^ω^)「お待ちくださいお」 280 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:32:07 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「何を待つと言うのですか。 布団の中ですることといえばただ一つ」 ξ゚听)ξ「寝る」 ξ゚听)ξ「それだけでしょう」 ( ^ω^)「昔話の正式な手法とやらはどこへいったのですかお」 ( ^ω^)「僕を寝かし付ける気がないのでしたら、どうぞ布団から出て行ってくださいお」 ξ゚听)ξ「まあ、姉を布団から叩き出す弟がこの世にいたなんて」 ξ゚听)ξ「何という不孝者でしょう。 そんな弟となるよう教えた覚えはありませんよ」 ( ^ω^)「僕が貴方から教わったのは、精々昼寝の仕方くらいなものでしょうお」 ξ゚听)ξ「ならば、その教えに従って眠ればよろしい」 ξ゚听)ξ「寝るなどという当たり前な行為で姉の手を煩わせるものではありません」 ( ^ω^)「おのれ。 好き放題に言ってくださりますお」 281 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:32:27 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「ああ。 私、眠たくなってまいりました」 ξ゚听)ξ「弟や。 少しだけ静かにしていなさい」 ξ--)ξ「直ぐに済みますから」 ( ^ω^)「だから、僕の邪魔をした上で一人勝手に寝ようとしないでくださいお」 ξ゚听)ξ「弟よ。 自分が眠れないからといって誰かの眠りを邪魔しても構わないという道理は」 ξ゚听)ξ「ないのですよ。 どこにも」 ( ^ω^)「自分が眠りたいからといって誰かの布団に勝手に潜り込んで構わないという道理もありませんお」 ξ゚听)ξ「ああ言えばこう言う。 理屈だけは立派ですね」 ξ゚听)ξ「しかし、世の中には理屈では窺い知れないこともあるのです」 ξ゚听)ξ「そういった理不尽を噛み締めながら今夜は眠りなさい」 ξ゚听)ξ「貴方の不満も不安も、時間が総て解決してくれることでしょう」 ( ^ω^)「だからですね、眠れないんですお」 282 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:33:02 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「それでは子守唄を歌って差し上げましょう」 ( ^ω^)「うーん、何もしてくれないよりは幾分か嬉しいですお」 ξ゚听)ξ「わんつー、さんはいっ」 ξ゚听)ξ「ねんねんころりよおころりよ」 ( ^ω^)「抑揚がまるでないではありませんかお」 ( ^ω^)「それは歌ではなく、歌詞を読み上げているだけですお」 ξ゚听)ξ「なんちゃらなんちゃらなんちゃらな」 ( ^ω^)「歌詞すら忘れてしまわれたのですかお」 ( ^ω^)「ああ、酷いお。 これでは耳元で煩いだけで蚊と同じですお」 ξ゚听)ξ「まあ。 自分の大切な姉を羽虫と同格に呼ぶとは」 ξ゚听)ξ「何とも配慮が足りない弟ですね」 ( ^ω^)「自分の弟に対して無下の子守唄しか送れないなんて」 ( ^ω^)「何とも思いやりのない姉ですお」 283 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:33:44 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「全く。 歌心のない弟には困ったものです」 ξ゚听)ξ「私の歌唱にけちを付けるなぞ、あと五年は早いですよ」 ( ^ω^)「五つ下の者にも分かるほど酷かったのですお。 姉上」 ξ゚听)ξ「仕方ありませんね。 そういうことにしておいて差し上げましょう」 ξ゚听)ξ「ここは私が折れましょう。 年長者らしく」 ( ^ω^)「何一つ僕は間違っていないのに敗北を突き付けられている気がしますお」 ξ゚听)ξ「され、これにて問題解決ですね。 後顧の憂いは断ちました。 安心です」 ξ゚听)ξ「弟よ、もう私は寝ます。 安眠できそうです。 お休みなさい。 また明日」 ( ^ω^)「お待ちあれお、姉上。 上手くはぐらかしたつもりでしょうが、ここは僕の布団」 ( ^ω^)「さあさ、出て行って頂きましょうかお」 ( ^ω^)「昼と晩の両方を姉の所為で窮屈な思いをして寝るなぞ、真っ平御免ですお」 ξ゚听)ξ「ああ、成長したものですね。 弟よ」 ξ゚听)ξ「去年の今頃は、これ程でも十分に誤魔化せたというのに」 ξ゚听)ξ「喜ばしい反面、面倒至極ですよ。 全く以って」 ( ^ω^)「一人で物思いに耽るのか、僕と物言いをするのか、どっちなんですかお」 284 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:34:15 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「別段、私が一緒に寝たとしても然程窮屈ではありますまい」 ξ゚听)ξ「何をそこまで意地になっているのでしょうか、この弟は」 ( ^ω^)「この弟をいいように利用してやろうという魂胆が気に入らないのですお」 ξ゚听)ξ「ふむ、理屈ではない、そして譲れないということですか。 反抗期でしょうかね」 ξ゚听)ξ「いいでしょう。 姉として貴方の総てを受け止めて差し上げましょう」 ( ^ω^)「受け止めなくてもよろしいですお。 ただ出て行ってくれるだけで」 ( ^ω^)「僕はもう、一人で寝ようとした方が効率がいいことに気が付きましたのですお」 ξ゚听)ξ「はっは、何を馬鹿なことを言われますか」 ξ゚听)ξ「その万能感は貴方の周囲で今後起こりうる何事でも障害となることでしょう」 ξ゚听)ξ「一匹狼を気取るのは立派に独り立ちしてからするのですね。 年長者の一人として忠告いたしましょう」 ( ^ω^)「話を大きくしないでください。 それは言わば極論ですお」 ( ^ω^)「僕は一人で静かに眠りたいだけ。 どうしてそれが分からないのですかお」 ξ゚听)ξ「はっは、重々承知の上での行動なのですよ。 これら総ては」 ( ^ω^)「何という・・・ 悪質極まりないですお」 285 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:34:55 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「弟と遊んでやりたいという姉の気持ちも汲みなさい」 ( ^ω^)「今は夜ですお。 時間帯を考えて頂きたいものですお」 ξ゚听)ξ「ふむ、子供は何時何時でも遊んで欲しいものと思っておりましたが、どうやら違うようですね」 ( ^ω^)「姉上は"弟で"遊びたいのでしょうお。 それならば今の僕との対立は避けられますまいお」 ξ゚听)ξ「たとえ貴方の言う通りだとしても目上の者は立てるものですよ」 ( ^ω^)「尊敬できる目上の者ならば幾らでも持ち上げましょうお」 ξ゚听)ξ「まあ、失礼な。 私を尊敬できないと言いますか、その口は」 ( ^ω^)「ここまでの貴方が行為のどこに敬える要素がありましょうかお」 ξ゚听)ξ「眠れないと嘆く弟に添い寝をしたり子守唄を歌ってあげたりと」 ξ゚听)ξ「功績と魅力が山積みでしょう。 貴方の目は節穴ですか」 ( ^ω^)「いやはや何とも、物は言いようとは正にこのこと」 ξ゚听)ξ「随分と勝手な事を言ってくれますね。 弟だというのに」 286 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:35:25 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「仮にですね、ここに私がいなかったとしたら」 ξ゚听)ξ「貴方は一人で寂しく眠れぬ夜を過ごさねばならなかったのですよ」 ξ゚听)ξ「感謝こそされましょうが、糾弾される理由はこれっぽっちもありませんよ」 ( ^ω^)「一人で静かに横になっていたら今頃はしっかり夢の中にいたかもしれませんけど、お」 ξ゚听)ξ「その夢が悪夢だったとしたらどうするのですか」 ξ゚听)ξ「その時、悪夢の最中、貴方はきっと思うでしょう」 ξ゚听)ξ「"こんなことならば姉上とお喋りしていればよかった"とね」 ( ^ω^)「悪夢を見ると決まっているわけではありませんお」 ξ゚听)ξ「いいえ、私が眠っている貴方の枕元で夜通し呪詛を呟きますので確実に悪夢でしょう」 ( ^ω^)「嫌がらせは止して頂きたいお」 ξ゚听)ξ「次に、私はうなされる貴方を優しく揺すって起こすのです」 ξ゚听)ξ「そして優しくあやしてあげると今度はいい夢を見られるという訳です」 ( ^ω^)「火付け役と揉み消し役を兼ねずに頂きたいものですお」 287 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:35:49 ID:yOoy9O3Y0 ( ^ω^)「それに、その状況は身に覚えがありますお」 ξ゚听)ξ「はっは、枕元で呪詛を呟くと悪夢を見るのかという壮大な実験だったのですよ」 ξ゚听)ξ「弟とは姉の愛玩動物であり優秀な玩具でもある。 それは世界各地で当たり前に見られる光景です」 ( ^ω^)「ええい、反省の色がまるで見えませんお。 きっちりとこの場で謝って頂きたいですお」 ξ゚听)ξ「ほう、謝るまで布団にいても構わないのですね」 ( ^ω^)「早く謝って、さっさと出て行ってください、ということですお」 ξ゚听)ξ「しかしですよ。 弟とは両親が姉の育児で得た技術的知識を再利用して質の良い教育を受けることが出来る」 ξ゚听)ξ「上等教育と姉の実験台とで足し引きでは零となる。 いや、正に傾くでしょう」 ξ゚听)ξ「私が謝るですって。 馬鹿を言ってはいけません。 逆に感謝して頂きたいですね」 ξ゚听)ξ「言うなれば私は貴方の皿の毒見をしてあげているのですからね」 ( ^ω^)「人、それを詭弁と言いますお」 ( ^ω^)「よい教育を受けているからといって悪い影響を姉上から受けるべきとの理屈はなかろうお」 ξ゚听)ξ「弟よ、流石ですね。 随分と成長したものです」 ( ^ω^)「姉上は言葉に困るといつも僕の成長を喜ぶ振りをしますお」 288 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:36:08 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「仕方がありません。 貴方の成長に敬意と喜気を示して真実を話しましょう」 ξ゚听)ξ「まあ、私は世でいう怠け者の部類に入る存在でしょう」 ( ^ω^)「開き直ってしまいましたかお」 ξ゚听)ξ「そんな私が寝付けずに家の中をぶらついていると弟が布団に入っているではありませんか」 ξ゚听)ξ「これは絡んでやらねばなるまいと思ったのです」 ξ゚听)ξ「以上。 何か質問はありますか。 無ければ私は寝ます。 ここで」 ( ^ω^)「自分の布団で寝ては頂けませんかお」 ξ゚听)ξ「遠いのですよ。 自分の部屋が」 ( ^ω^)「怠惰にも程があるでしょうお」 ξ゚听)ξ「弟よ。 貴方も大きくなれば分かるでしょう」 ξ゚听)ξ「年を取るごとに体は鈍く重くなり、動くのが億劫になってくる」 ξ゚听)ξ「そうなると若いころのように活発に動くことは出来なくなるのです」 ξ゚听)ξ「部屋の明かりを付けたまま眠ったり、弟の布団より出る気力を失くすのは仕方がないこと」 ( ^ω^)「僕と姉上は五つしか違いませんがお」 289 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:36:21 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「このまま問答を続けていても無益。 この辺りで逆に考えて見ましょう」 ξ゚听)ξ「何をすれば私は弟の布団で寝ても構わないのですか。 弟である貴方の意見を聞きましょう」 ( ^ω^)「出て行く気はない、ということですかお」 ξ゚听)ξ「ええ、当然です。 既に私の縄張りみたいなものですからね」 ( ^ω^)「無闇な領土侵犯は重罪ですお」 ( ^ω^)「しかし、このままでは僕も寝られませんお。 妥協点を探しましょうかお」 ξ゚听)ξ「ああ、まさに英断。 話の分かる弟で何よりですよ」 ( ^ω^)「そうですね、僕が寝付けるように協力していただければ布団を半分貸し与えないこともありませんよ」 ξ゚听)ξ「協力とは、具体的に何を」 ( ^ω^)「昔話をするとか子守唄を歌うとか・・・ いや、子守唄はもういいお。 懲りたお」 ( ^ω^)「ならば、昔話を聞かせて頂きましょうかお」 ξ゚听)ξ「むう、羊を数えるとかではいけないのですか」 ( ^ω^)「他の誰かに数えてもらっても仕方がないでしょう、お」 290 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:36:48 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「眠れぬ夜の定番でしょう。 ほら、羊がいますよ、あちこちに」 ξ゚听)ξ「そこにも、そこにも・・・」 ( ^ω^)「・・・姉上」 ξ--)ξ「そこ、に、も・・・」 ξ--)ξ Zzz...... ( ^ω^)っ)--)ξ     ギュゥ ( ^ω^)o< --)ξ ξぅ听)ξ「弟よ。 私の安眠を妨げないでくださいませんか」 ( ^ω^)「それなら勝手に眠らないでくださいませんかお」 ( ^ω^)「布団の半分を勝手に接収して眠るだけの存在なぞ、邪魔なだけですお」 ξ゚听)ξ「はあ、致し方ありませんね。 昔話をしてさしあげましょう」 ( ^ω^)「お願いしますお」 291 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:37:20 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「昔々のことです」 ξ゚听)ξ「あんまり昔のことだったので私はもう忘れてしまいました」 ( ^ω^)「なっ・・・」 ξ゚听)ξ「めでたしめでたし」 ξ--)ξ「これでよかろうです。 お休みなさい。 よい夢を」 ( ^ω^)「・・・」 ( ^ω^)っ)--)ξ     ギュゥ ( ^ω^)o< --)ξ ξぅ听)ξ「弟よ。 貴方はこれ以上何を求めると言うのですか」 ( ^ω^)「逆に訊きますお。 姉上は何を満足に与えた気になっているのですか、と」 ξ゚听)ξ「はあ、もう一度だけですからね」 ( ^ω^)「もう一度ではなく今からが一度目でしょうお、誰に訊ねても恐らく」 292 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:37:36 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「昔々のことです」 ξ゚听)ξ「と、思ったら実は未来のことだったので私は知りませんでした」 ( ^ω^)「なっ・・・」 ξ゚听)ξ「めでたしめでたし」 ξ--)ξ「これでよかろうです。 お休みなさい。 よい夢を」 ( ^ω^)「・・・」 ( ^ω^)っ)--)ξ     ギュゥ ( ^ω^)o< --)ξ ξぅ听)ξ「弟よ。 無欲も害ですが、過ぎた欲望は身を滅ぼしますよ」 ( ^ω^)「笑止。 これが欲張りというならばどれほどの聖人も悟りを得られますまいお」 ξ゚听)ξ「次が最後ですからね。 もう再演はしませんよ」 ( ^ω^)「再演どころか舞台の幕すら開いていませんお」 293 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:38:05 ID:yOoy9O3Y0 [85/121] ξ゚听)ξ「昔々のことです」 ξ゚听)ξ「ある家に姉を蔑ろにする悪い弟がいました」 ( ^ω^)「なっ・・・」 ξ゚听)ξ「色々あって姉は世界一幸せに、弟は姉を困らせた罰を受けて池に落ち、風邪をひきました」 ξ゚听)ξ「めでたしめでたし」 ξ--)ξ「貴方も姉を大切にすることですね。 お休みなさい。 よい夢を」 ( ^ω^)「・・・」 294 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:38:20 ID:yOoy9O3Y0 [86/121] ――AA略 ξぅ听)ξ「まだ文句を言うのですか、その口は。 いい加減にして頂きたいものです」 ( ^ω^)「さっきのは昔話ではなく今話ですお。 しかも、大層不愉快な」 ξ゚听)"b" チッチッチ ξ゚听)ξ「これが話者の強み。 文句があるなら自分で話を作ればよいのでは」 ( ^ω^)「観客を楽しませてこその話者と思いますがお」 ξ゚听)ξ「これは世の常なのか。 愚者は権利ばかり求めて義務を果たさない」 ( ^ω^)「僕に義務はありませんお。 布団を半分貸すという行いが義務かもしれませんがお」 ξ゚听)ξ「図々しいとはいえ我が弟。 最後の話を聞かせて差し上げましょう」 295 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:39:49 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「昔々のことです」 ξ゚听)ξ「正宗、義弘、そして吉光という名の『三作』と呼ばれた有名な刀鍛冶がいました」 ( ^ω^)「なっ・・・」 ξ゚听)ξ「三人の拵えた刀はどれも素晴らしく、時代を超えて人々に褒め称えられました」 ξ゚听)ξ「さて、彼らが生きた時代から数百年の月日が流れます。 そして、ある三人の若い刀鍛冶が酒場で口論を起こしました」 ξ゚听)ξ「"『三作』の中でもっとも優れた刀鍛冶は誰か"」 ξ゚听)ξ「口論の末に三人は各人が一番と信じる刀鍛冶の技を使い打った刀で技巧を競うことにしました」 ξ゚听)ξ「その中の一人で吉光の再臨と呼ばれた『神楽双円』という刀鍛冶は、議論の翌日から工房に籠もって刀を作り続けました」 ξ゚听)ξ「しかし、双円の手で蘇らせた吉光流の刀はとても見事だったのですが『三作』の中で一番と呼ぶには何かが足りません」 ξ゚听)ξ「そして数日後、双円は気が付いてしまいました。 『そうか。 私に足りないものは人を斬っ・・・ ( ^ω^)「お待ちくださいお、姉上!」 ξ゚听)ξ「何故ですか。 あれほど貴方が望んだ昔話でしょう」 ( ^ω^)「確かに昔話ですお。 しかし、そんな話で眠れましょうかお!」 ξ゚听)ξ「ならば次は表現の違った話をしましょうか」 296 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:40:27 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「昔々のことです」 ξ゚听)ξ「『まちゃむね』 『よしひりょ』 そして『よしみちゅ』と いう 『さんさく』と いわれた かたなやさんが いました」 ( ^ω^)「なっ・・・」 ξ゚听)ξ「さんにんが つくった かたなは どれも すばらしく ・・・」 ( ^ω^)「お待ちあれお、姉上!」 ξ゚听)ξ「おや、貴方の知能に合わせたこの語り口に何か不都合な点があるのですか」 ( ^ω^)「言葉の棘を隠す気はないのですかお、姉上。 しかし、これはあんまりですお。 子供騙しにも程がありましょうお」 ξ゚听)ξ「はっはっは、これは異なことをいいますね。 貴方のような若輩者にはこの程度の話で十分でしょう」 ( ^ω^)「僕を侮っていただいては困ります、お・・・」 ( ^ω^)「ひょっとして姉上。 わざと退屈な話をしていらっしゃるのかお。 僕を寝かしつけるために」 ξ゚听)ξ「退屈な話とは失礼でしょう。 反省しなさい、弟よ」 ( ^ω^)「なるほど、深読みのしすぎ。 これが姉上の限界だったかお」 297 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:40:47 ID:yOoy9O3Y0 ( ^ω^)「ふう、これ以上姉上の相手をする気はありませんお」 ( ^ω^)「僕はもう疲れてしまいましたお」 ξ゚听)ξ「おお、その言葉を聞いて私は何よりですよ」 ξ゚听)ξ「私を布団から追い出そうとする気がなくなった上、ついに眠たくなったわけですね」 ξ゚听)ξ「はっは、尽力した甲斐があったものです。 いや、なに、礼など必要ありませんよ」 ξ゚听)ξ「姉と弟という仲ですからね。 遠慮は無用。 さあ、一緒に眠るとしましょう」 ( ^ω^)「・・・おやすみなさいですお」 ξ゚听)ξ「おやすみなさい」 ( -ω-) ξ--)ξ ( -ω-) Zzz... ξ-听)ξ ... 298 名前: ◆SHBVDwnca.[sage] 投稿日:2010/09/29(水) 16:41:32 ID:yOoy9O3Y0 ξ゚听)ξ「呪呪呪呪・・・」 ( -ω-)「姉上、呪詛を唱えて悪夢を見せようとしないで頂けませんかお」 ξ;゚听)ξ「くっ、狸寝入りだったか。 不覚・・・」       【ξ゚听)ξが寝かし付けるようです】       ξ゚听)ξ「 お し ま い っ ! 」(^ω^ ) .
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